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草食系ロード?

はてさて、新型アルテグラで「走りにこだわるなら…」というようなことを書いておきながら、直後にコレを紹介するのはちょっと勇気のいる作業ですが(笑)

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こんなものが届きました!
はてさて、このド派手は袋はいったい…?


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ZAMBIKES(ザンバイクス);バンブーフレーム
なんと、アフリカはザンビア発の「竹」フレームです!

実は以前にも竹で作ったフレームというのはありましたが、やたら高い(40万円以上)ものだったりしましたが、こちらはフレームのみで¥126,000です。

フォークやヘッドパーツは別売りです。
一般的なカーボンフォークもいいですが、クロモリフォークでも似合いそうですね。

その乗り味は、決して近年の剛性感あるレーサーという訳にはいきませんが、竹のしなりから来る振動吸収性バツグンの超快適ロードなどと表現されます。

しかしながらそのスケルトンは、しっかりレーサーのポジションがとれるものです。

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使われているザンビアの竹のカットサンプル。
日本的なイメージとはまるで違い、極めて肉厚なもの。
この竹を数ヶ月間乾燥させ、耐水・耐候性のコーティングを何重にもかけて強靭なフレームを作り上げます。

一般的なロードフレームが1年保証なのに対し、ザンバイクスは3年保証をしているあたりにも、その耐久性への自信を窺わせます。

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エポキシ樹脂に浸した麻繊維できつく巻きつけて接着、固定。
なんとも植物系なフレームです。
接合部分にはアルミ合金が使われ、精度と強度を高めてあります。
とはいえ、この竹を使い精度を出すのは非常に大変だったとのこと。
(特に日本人の要求が最も厳しかったのだとか)

この精度を出すために、専用の治具を使った作業や念入りなヤスリがけなど、非常に多くの手間がかけられているそうです。

実際その仕上がりは予想以上に美しい。

全てを丁寧な手作業でつくられるこのフレームがこの価格かと思うと、非常に安く感じます。
サイズオーダーやネーム入れもオプションで 6300円でできるという良心価格設定。

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誇らしげに刻印されたアフリカ大陸とザンビアの地図、ビルダーのサイン。

この手間をかけた竹バイクの製造は、失業率が50%を超えるザンビアの就労支援にもなっているとのこと。

さらに詳しい説明は、メーカーサイトもご覧ください。(注意:トップページは音が出ます)http://www.zambikes.jp/index.php

バリバリのレーサーではないですが、ちゃんとレーサーポジションもとれる快適ツーリングバイク。
クロチェリスタ店頭にてご覧いただけます。
オーダー、組み上げの概算、お見積りもいたします。
ご興味のある方は、ぜひお手に取ってご覧ください。