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展示会情報のおさらい~フレーム編~

展示会の最中には忙しくて新着情報をまったくアップしていなかったので、今になった自分自身でも画像で振り返っています。

せっかくなので、振り返りながら気になったものなどをザザッとご紹介してゆきます。
夏の展示会から先日行われたサイクルモードのものまで、既に取扱いのあるものから取り扱いを検討中のものまで、実に雑多です。
本当にオススメのものから、ネタみたいなものまであります(笑)
気軽に眺めてもらえればと思います。

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まずはクロチェリスタのオススメブランド、Wilier(ウィリエール)
今年のトピックスはなんといってもフル60Tカーボンで復活したレーシングフレーム、Zero.9(ゼロノヴェ)だと思います。
トップモデル顔負けの性能に、ミドルクラスの価格帯。
メーカーとしてはエラストマーを備えた新型エンデュランスフレーム、CENTO 10 NDR(チェントディエチエヌディーアール)の方がトピックスかもしれませんが(笑)

ウィリエールの2018年モデルに関しては以下のブログなどもご参照いただければ幸いです。
http://crocerista.grupo.jp/blog/1811557
http://crocerista.grupo.jp/blog/1905978

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とはいえNDRもいい自転車でしたよ。
エンデュランスというと完全に乗り心地に性能を振ってしまうフレームが多いですが、そこはさすがウィリエールのフラッグシップのチェント・シリーズ。
抜群の振動吸収性ながら、踏み込んだ時の剛性感は意外なほどにレーシー。
本気で戦闘力の高いエンデュランスロードって、あまりないですし、これはこれでありだなぁと思いました。

どことは明言しませんが、某社のエラストマーが一直線に組まれたエンデュランスフラッグシップロードの弱点を踏まえて造った、という複雑なエラストマーの組み込み方が、リア三角のねじれを防いでいるのだそうです。
写真でも言葉でも分かりづらいですね(笑)
NDRの構造が気になる方は、直接店頭にてお尋ねいただければと思います。

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FONDRIEST(フォンドリエスト)も密かにオススメしているブランド。
2017年からの大きな変更はなかったです。
入門機が少なく、ミドルグレード以上のフレームが多いですが、まさしくミドルグレードに安くてオススメの車種が多くあるブランドですね。
TF2 Aeroお店に在庫もありますのでご覧いただけます。

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COLNAGO(コルナゴ)はV1-rがV2-rになったりCR-Sカーボンフレームが追加になったり、少し追加になっていましたが、フラッグシップのC60やド迫力のエアロロードCONCEPT(コンセプト)などは変わらず。
CONCEPTは人気なのか、パマペイントの特殊カラー「アートデコール」にホワイトが追加で出ていましたが、個人的にはグラデーションのかかったブルーがやっぱり一番好きです。
CONCEPTのブルーはお店に在庫もあるので、ぜひ職人技の塗装を直接ご覧いただければと思います。

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V2-rにも通常のカラーの他にアートデコールのブラックが出ています。

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COLNAGOで高めのフレームを買うなら、少し金額はプラスですが、どうせならアートデコールがいいかなぁと個人的には思います。

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COLNAGOの創業者、エルネスト・コルナゴの85歳を祝って制作された限定のC60、Ottanta 5(イタリア語で85)
税別195万円(笑)
ご注文お待ちしております!

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カーボン全盛の今、金属フレームが再注目される動きもある中で、カーボンを金属っぽい塗装にするのが流行っている気がします。
こちらはMASI(マージ)のシルバー系フレームを集めたもの。

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FUJI(フジ)もシルバー推し。

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MULLER(ミューラー)もキレイですよね。
ここは元々クロモリ&チタンでこういうフレームがほとんどですが。

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とはいえ、クロームカラーの火付け役といえば、やはりSARTO(サルト)でしょう。
メチャメチャかっこいい。。
こちらはエアロロードのLAMPO(ランポ)

かっこいいだけじゃなく、超大手ブランドのフラッグシップモデルや選手スペシャルフレームのOEMも手掛けるサルトだけに、その品質は疑いようもない「本物」
本物のトップモデルが欲しい方には、ぜひ選択肢に加えていただきたい逸品です。

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同じく最高の一台が欲しいといえば浮かんでくるのが、今では絶滅寸前の本物のハンドメイド・イタリアンバイクDaccordi(ダッコルディ)
現在の店主の愛車でもありますが、こちらも美しいだけでなく、本当に走るバイクを造ってくれます。

ウィリエールのようにコストパフォーマンスが高いバイクは出していませんが、個人的には本気でオーダーして手に入れるこだわりの一台といえば、DACCORDI、SARTO、MBKかなと思っています。

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FOCUS(フォーカス)は店主も過去に乗っていたこともあり、実はけっこう好きなブランドです。
昔は微妙なのもありましたが(失言)
今はなかなかによいバイクが揃っています。
あまり知られていませんが、ウィリエール同様、実は完成車のパッケージがしっかりしているのもオススメポイント。

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こちらもマイナーですが、なかなかによいフレームを送り出しているPENNAROLA(ペンナローラ)
イタリアのごく小さなメーカーで、車種も少ないですが、その少ないラインナップのどれもよくできていて、価格も安めです。
店頭に在庫もありますので、気になる方はぜひ一度ご覧ください。

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こちらは少し尖ったブランド、ARGON18(アルゴンエイティーン)
特別新しいブランドというわけではないのですが、最近になって少しずつ注目が高まっていますね。
独自のヘッド構造やBBハイトなど、しっかりとした自社の特徴があるのがオススメ度高いです。

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こちらも少しずつ注目度が高まっているYONEX(ヨネックス)
グラファイトデザインが撤退してしまった今、なおさら注目のブランドといえるかもしれません。
当初は「素材はいいんだけど、自転車としてのノウハウが足りない」という意見も聞かれた同社のフレームですが、選手の使用もあって、かなり評価も上がっているようです。

あまり多くは生産できないそうで、まだ販売店も少ないとのことでしたが、ご希望のお客様がいらっしゃれば一度ご相談ください、とのことでしたので、お客様の一声でクロチェリスタでも取扱いが始まるかもしれません。
正式に取扱いを始めた訳ではありませんが、もし気になる方いらっしゃいましたらお気軽にご相談ください。

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新モデルの発表がやけに遅く、レーシングチームの選手の放出などもあり、ブランドそのものがなくなるのではないかとまで噂されたANCHOR(アンカー)ですが、いざ展示会に言ってみると、拍子抜けするくらいいつも通りでした(笑)

とはいえ、ブリヂストンのスポーツ部門がなくなるわけではないのですが、昨年限定販売した「BRIDGESTONE」ロゴのRS9が大人気だったこともあり、オリンピックも控える中、本当に「ANCHOR」ではなく「BRIDGESTONE」に統合されるのでは?という可能性は否めないところもある模様です。

その流れを裏付けるかのように、ヘッドマークが全て「B」になっていました。

ちなみに上の写真は共に上位のRS9、RL9と同じ型にマイナーチェンジされたセカンドモデル、レース用ミドルグレードの新型RS8とロングライド用ミドルグレードの新型RL8

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そして長年変化のなかった「NEO-COT(ネオコット)」のクロモリフレームのトップモデル、RNC7も新しくマイナーチェンジ。
ラグの造りやアウター受けなど、細かなところが変更されています。
そして堅実なANCHORにもシルバー人気の波が(笑)

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そして今回一番注目を集めていたのが、ANCHORブランド25周年を記念して台数限定で造られるクロモリフレーム。
一般のモデルとは別に造られる、選手用の競輪フレームなどと同じアンカーのラボで細かなオーダーに応じて造られるとのこと。

まだ価格や受注方法など、詳細は決まっていないとのことですが、たしかにこれは興味を惹かれます。

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ANCHORといえば30種類以上のカラーからオーダーができるカラーオーダーも特徴の一つ。
もちろんカラーオーダーも継続で、新色も出ました。

写真は新色じゃないですが、個人的に大好きなマジョーラカラー。
見る角度によってカラーが大きく変わるアンカーのマジョーラカラーは、独特の魅力があります。

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そして地味にBRIDGESTONEのクロスバイクが完成度高かったです。
この5万円前後の価格帯でクランクやブレーキに至るまでシマノ純正をフルで備えたクロスバイクはほとんどないので、2018年の一押しクロスバイクかなぁと思っています。


さて、だいぶ長くなってきましたが、ここからはちょっと変わり種バイクを紹介してゆこうと思います。

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今まさに注目度がアップしつつある電動マウンテンバイク。
これがそんなにいいもんかい?と疑問だったのですが、これがなんとウィリエールでも本国では展開していて、イタリアで少し乗らせてもらったのですが、乗ってみると、意外なほどいい(^^;)
メッチャ楽しくて、ちょっと欲しくなります。

クロチェリスタでも何ブランドか扱えるものが出そうですが、どれだけ実際に需要があるのか、さすがに今のところなんとも読めないですね。

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こちらはスポーツ雑誌「Number」が企画しているというキッズバイク!
これがメッチャかわいくて、すごい気になりました!
モーターバイクのようなキッズバイクに、補助輪付きのドロップハンドルバイクなど、カッコいい自転車へのお子様の憧れをくすぐる(もしくは大人の自今満足?)出来栄え!

おそらく性能的には不要なレベルの造り込みが随所にされているのですが、そんな野暮なこと言っちゃあいけません(笑)

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そしてこれまたネタのようなキッズバイク。
なんとCNC加工で造られた美しく輝くキックバイク!
この仕上がり、まさに大人の自今満足?

車輪はキャノンデールを彷彿とさせるような片持ち仕様。
そしてフレーム前方と後方にはホイールベースを変えられる機構が付いていて、乗り味のカスタマイズが可能!

予価は3万円弱で、ウィリエールを展開している服部産業さんが取扱いするか検討中のアイテムです。
欲しいというご意見が多ければ正式に取扱いになると思いますので、欲しいと思った方はぜひご相談ください!

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ネコ好きにはたまらない!
ホダカさんが扱う折り畳み自転車。
ネコの柄は4種類。
皆さんのお宅のネコちゃんにそっくりな自転車もあるかも?

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さんざんネタっぽいアイテムを投入しておいてなんですが、最後に本気のオススメバイクのご紹介です。

クロチェリスタで超イチオシの折り畳み自転車CARACLE(カラクル)から、超軽量な折り畳みカーボンバイクがリリースされます!
まだ開発途中なのですが、詳細を詰めて春には正式にリリース予定。

フレーム価格は10万円ほどで、完成車仕様は通常版の約21万円と、軽量パーツ搭載版の約23万円の予定。
折り畳み機構を備えて、日本の安全基準をクリアした超軽量カーボンフレームが10万円というだけでもすごいことですが、驚くべきはこの軽量版の重量。。
その重量、なんとUCIの下限規定と同じ6.8kg!
(ちなみに通常版でも7.5kg!)

で、実際乗ったら全然ダメなんじゃないの?と、さすがにカラクル一押しの私でも疑ったのですが、これがビックリなことに、メッチャしっかりと走るんです。。
ちょっと信じられません。
ドロップハンドルにフロントダブルのリア11段の22段変速、ガチ走る仕様です。

現在販売中のCARACLE-Sのようには小さくなりませんが、それでもかなり小さくはなります。
これから専用の輪行袋なども開発されるとのことで、ちょっとカラクルから目が離せません。



さて、久しぶりに気合入れて長いブログを書きました(笑)
この後はパーツやグッズ、ウェア編なども書ければなぁと思います。
ブログに記載のあったもので、もっと詳細が知りたい!など、気になるものがありましたらお気軽にお問い合わせください!