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展示会速報!Cinelli & TIME

展示会速報、今回は魅力的なヨーロピアンバイク&グッズを多数扱っているダイナソアさんよりお送りします。
紹介したい商品が多いので、ブランドごと、何度かに分けて書いてゆきます~。
今回はイタリアの超老舗ブランドcinelli(チネリ)と、フランスの「カーボン屋」TIME(タイム)の2015モデルをご紹介します。


LASER MIA(レーザーミア)
¥650000(税抜)

ハンドメイド工法で造られる、フラッグシップモデルとも異なるプレミアムモデル。
細身でシンプルな形状の中に、職人の息づかいを感じさせる艶やかなフレーム。
これが単なるラグジュアリーバイクと侮るなかれ、実は深い「力の溜め」があるバイク。
グラファイトデザインやタイムなどにも通じるような、軽量かつ上質なカーボンバイクの挙動ですね。
ロングやヒルクライムのレースに使ってみたくなるような性能を感じます。

しかし高いな(笑)
さすがに費用対効果が高いバイクとは言えないですね。
この艶っぽさに一目惚れした!という方でなければ、上記のブランドあたりの方が費用対効果は高いでしょう。


XCr(エックスシーアール)
¥490000(税抜)

鏡のように光り輝くハンドメイド・ステンレスフレーム!
これまたプレミアムモデルですね。
とはいえ、乗り味はクロモリに通ずるものだと思います。
重量も同等。
これこそ、この眩さに惚れ込んだ方向けでしょうか?
クロモリが好き、でもクロモリじゃない何か別のものに乗ってみたい、そんな感じ?



さて、やっと通常ラインナップです。
VERY BEST OF(ベリーベストオブ)
¥420000(税抜)

基本に忠実で乗りやすい、チネリの正統なフラッグシップモデル。
グラデーションがかったスリートーンズカラーが追加になり、人気のイタロ'79カラーは継続です。

独特のリズムを持ち、そのリズムを掴まないとうまく走らないバイクが多いイタリア車ですが、このベリーベストオブはそれを掴みやすい。
軽い加速感ながら、細く硬すぎないフレーム上側のしなり具合が、後半まで脚をもたせてくれそうな優しいレーサーという印象。
こういうバイクを、まさしくロングライドからレースまで、というのではないでしょうか。


STRATO FASTER(ストラートファスター)
¥360000(税抜)

高剛性モデル、ストラートはワイヤードからファスターと名前を変えて登場。
なにが変わったかはあまり分からずですが(笑)
ベリーベストオブと比べても、レーサー色はこちらが強いですね。
カチッとした剛性感。
でも「踏まされる感」があまりない辺りが、チネリらしさを残しています。
明確な言葉にするのは難しいですが、チネリのバイクはバランスの良さを感じさせるものが多いですね。


SAETTA RADICAL PLUS(サエッタラディカルプラス)
¥210000(税抜)

中堅モデルのサエッタラディカルの高剛性&フルカーボンフォーク版?
ベリーベストオブ系の上質さを感じます。


SAETTA RADICAL(サエッタラディカル)105MIX日本限定完成車
¥250000(税抜)

サエッタラディカルには日本限定の完成車が出ていました。
カレイドカラーは以前ストラートに使われていたカラーリングですね。
私の写真がぶれている訳ではありません(笑)
こういうデザインです。

ちなみに通常版はレッド&グレーのフレームセット¥170000(税抜)での販売となります。


EXPERIENCE(イクスピリエンス)105MIX完成車
¥170000(税抜)

入門用アルミバイク、イクスピリエンスも日本限定イタリアンホワイトの完成車が出ていました。
他にブラックにカラーの混じったブラックグローブラー、シルバー系のシャインオンユーの2色があり、通常カラーの2色には同様の完成車販売の他にフレームセット¥98000(税抜)の販売もあります。

こういった質のよい入門用のフレームが単体販売もあるというのは、いろいろなケースに対応できてよいですね。


ZYDECO(ジデコ)
105MIX完成車¥190000(税抜)

シクロクロスバイクのジデコはフレームは継続ですが、完成車販売のみ。
ちょっと残念?


SUPERCORSA(スーパーコルサ)
¥288000(税抜)

もはやチネリの代名詞ですね。
8色展開。
昔から変わらない、クロモリファンのための一台。


チネリと言えばコックピット周りも有名です。
特にカーボンの自由度を最大限に活かしたハンドル「ネオモルフェ」は他にない逸品。
クロチェリスタでも大人気のカーボンハンドルです。
カッコいいからという理由で買う方もいるのですが、どうしてなかなか、これが抜群に握りやすいのです。
特に下ハンの造りは秀逸です。

そしてクラシックバイクに合うハンドルも復刻版で出しているあたりが、さすがチネリですね。


この辺りは「性能は??」なファッションアイテムですが(笑)
センスは抜群ですね!
このチネリスマイルサドル、ツーリングバイクなんかに付けたいな。


ウェアも奇抜ながらハイセンスなものが多いです。
カタログのみで現物がなかったのですが、「カレイドデザイン」のジャージ上下がおもしろいデザインでオススメ度高いです。


キャップもちょっと欲しくなるデザインのが多いです。


もはや自転車関係なし?
でもチネリって、昔からこういうの好きで造りますよね。
なんとなくチネリが「オシャレブランド」とされる所以でしょうか。

それはそれでいいんですけど、せっかくちゃんと走るバイクも造っているので、オシャレ感ばかりになっちゃうのももったいないと思います。
この辺りのバランスが難しいですね。

皆さん、チネリはオシャレなだけじゃないんですよー(笑)
チネリの基本のロードバイクラインは、ちゃんと走るバイクですよ!


さて、チネリバイクを改めてフォローしたところで、今度はタイムコーナーへ移ります。



SKYLON(スカイロン)
アクティブフォークモデル¥570000(税抜)
RTMフォークモデル¥480000(税抜)

タイムの注目のニューフラッグシップモデル、スカイロン。
ZXRSから正常進化した感触で、素晴らしいスムーズな加速と操りやすさです。
アクティブフォークモデルの試乗はまだありませんでしたが、それでも十分すぎる乗り心地。
鋭い加速感なのに、後半の伸びも感じさせて、かつ脚に跳ね返りも来ない。
これは乗ったら欲しくなっちゃいます。。
さすがタイム。
まいりました。


IZON(アイゾン)
アクティブフォークモデル¥520000
RTMフォークモデル¥430000(税抜)

こちらも注目の新モデル。
乗り心地よく、操りやすさ、安定感も申し分ないけど、実のところ、スカイロンと比べるとあからさまに加速感が負けるなぁ~というのが正直な感想でした。
価格差¥50000を高いとみるか安いとみるかは意見が分かれるかもしれませんが、個人的には断然スカイロン派です。


Fluidity(フルイディティ)
アクティブフォークモデル¥460000
RTMフォークモデル¥370000(税抜)

昨年も書きましたが、乗り心地もよく、リズムも掴みやすく、狙いがしっかりしていて乗り味としては好きなフルイディティですが、ヘッドが長すぎるのが個人的にはちょっとNG。
性能がいいだけに、もっとレーシーなポジションもとれるようにしてもいいと思うのは私だけでしょうか。


ZXRSの名前はピストモデルにのみ残る形に。


これは当時のタイムを知る人、ベッティーニのファンには堪らないアイテムでしょう!
VXRS 限定300台パオロ・ベッティーニモデル
¥480000(税抜)

以前のタイムは確かにこうでした。
細身のカーボン&ベクトラン配合パイプにラグ構造。

「2004」「Paolo・Bettini」
私がロードを乗り始めて1、2年の頃ですね。懐かしい。
当時は黒基調にレッド&ホワイトの「TIME」文字のカラーのみでシンプルながら玄人っぽくて憧れました。

ベッティーニモデルは当時の無骨な玄人臭を漂わせつつも、フレーム前後にアルカンシェルカラーを配し、リア三角の内側は白く塗られています。
限定300台です。(すでにあまり残っていない?)
欲しい方はお早めに!


タイムと言えばペダルも御三家と呼ばれる?重要なアイテムです。
中空チタンシャフト、セラミックスピードベアリングを搭載した、
XPRESSO 15がラインナップに追加です。
しかし¥58000(税抜)はペダルとしてはどうなのよ(笑)




国旗モチーフの限定ペダルが登場。
左から日本、イギリス、アメリカ、カナダ、オランダ。

でもこれ、あからさまにオランダだけ可愛いと思いません?
オランダの国花、チューリップをあしらったデザインに、オランダのイメージカラーのオレンジプレート。
どうせなら個人的にはこれが一番いいな。


タイムの自転車に合わせたいカーボンハンドル、エルゴドライブ。
特に昨年から変化は見られませんでした。


2015モデルの大きなトピックスの一つ、AKTIV FORK(アクティブフォーク)
単品販売も予定しており、価格は¥100000(税抜)予定、2015年モデルの各フレームのフォークも、アクティブフォークに変更することで通常フォークからプラス¥90000(税抜)と、かなり高額なフォークです。

内部を見ると、ダンパーが備えられており、振動を吸収する構造に。
ただのエラストマーなどと違い、同調質量ダンパーと呼ばれるこの構造は、フレームと一体となって、性能を下げず、エネルギーロスなく振動を抑えるのだとか。
メーカーさんが叩いて見せてくれましたが、カーボンフォークの素材感のまま、確かにコラムまで振動が来ないのを体感できました。

いち早くカーボン素材に繊維を編み込んだバイブレーザーカーボンを用い、振動吸収性を高め、身体へのダメージを低減させただけでなく、路面追従性も向上させ、抜群の安定感を生んできたタイムならではのこだわりなのでしょうか。
価格の価値あるフォークかもしれませんね。


だいぶ長くなってしまいました。
チネリ、タイムともに、ご予約受付中です!
今だと展示会シーズンのおまけがある、、かも?

次回はCARRERA(カレラ)&ORBEA(オルベア)あたりをご紹介したいと思います。